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2011-03-07 22:51 | カテゴリ:モノローグ
息子トラノスケ君がまだ保育園児だった頃


子供たちの間で流行したムシキングのカードに彼ものめり込んだ


新しいカードやプレミアカード?なるものをとにかく欲しがったトラノスケ君


その頃私はまだまだ駆け出しで十分な仕事も稼ぎもなく、
子供のおもちゃや遊び道具を買ってやることはまったくもって不可能な状況

それでも毎日、毎日欲しがる息子に最初はゴメンな・・とか思っていたのに、あまりにもしつこくあまりにも駄々をこねる日々に辛抱の足りないヤンママだった私は、プッツンして切れた


「カード、カードでそないに欲しかったら、自分のカードなんで作らんの?自分のノートに自分の鉛筆で絵描いてカード作ったらええやん?なんで誰かが作ったカード欲しがるんや?」


などと、お金を出してやれない親としての言い訳甚だしい理不尽な理由で息子に怒った

それがあの頃の私にできた親としての最大限の愛情だと思ってた

遠い昔、小学生くらいのころにこんな言葉を読んだことがあった

「暗いと不平を言うよりも、進んで明りをつけましょう」

それが大人になった私の中にしっかりと刻まれていたようで、無い、無い、欲しがるよりも今自分に何が出来るかを考えられるようにならなければ、そう思っていたから、必然的に息子にも同じようなことを押し付けたのだろう


泣いて喚いてそれこそ全くもって言うことを聞かずに丸一日拗ねたままの息子は食事もしないと意地を貫く強情さ・・・・誰に似たんや・・・この無駄な根性・・・とぼやきたくなるほどの我慢比べのすえ、息子はフテ寝攻撃に入り、朝まで眠った


そして翌朝、私よりも早くに起きて、ゴソゴソしていた様子の息子


起きてリビングのテーブルを見た私は、微笑んでしまった


手作りのカードがいっぱい、何十枚も並んでいたから

おはようの言葉を聞いた後は、せきをきったように、まくしたてる息子


自分のカードのこだわりや、力を入れた個所などをそれこそ小さな目をくるくるにして説明してくれた


ありがとう


心から、そうつぶやいた。


力のない親を包みこんでくれる子供の包容力に救われた私は手作りカードを握りしめた彼を保育所に預けて仕事を探して走り回った、いつか、ムシキング大人買いしたるからな・・・・の想いを心に秘めて



そしてある程度の年月が過ぎ、私が少しばかり余裕が出来た頃、彼の中の流行はムシキングではなくなってた。


いつか買うたる・・・・と言いながら、結局購入できずに時間を流してしまった反省、それとは逆に、買えなかったからこそ、彼が創意工夫を考えるきっかけになったじゃないか・・・・という言い訳


いろんな想いが私の胸を締め付けた


無いものは作ればいい。


それが私の教育方針だった


いいか悪いかなんてわからないけれど


私はムシキングのカード事件から沢山学んだ


創意工夫、とてもとても大切な柔軟性だと私は考える


大人になった私たちはこの創意工夫を忘れがちになるんじゃないか?


貧しい頃には持てた感謝も当たり前になってやしないか?


モノが溢れ、お金が自由になったとき、人が失うものはなんなのか


初心忘れべからず


古人の言葉は奥が深い


人間の初心、この世に生まれたときから今日現在まで、実はいつも初めてなのにどうやらそれを忘れがちになる


創意工夫、今、自分に何が出来るか、今自分がどんな工夫をすべきか

それさえ見つけられれば、この世は楽しいことばかり、無限の可能性だらけだから


今年小学6年生になる息子が言う


「ママさ?、この前ゲーム買ってって言うとき、お金ないっていうたやろ?ほんだらお金作ったええやん」







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