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2009-04-28 10:35 | カテゴリ:モノローグ
数か月前だったか・・・
例の如くまたも問題行動をした和馬氏相手にまくしたてている私がいました。
いくら怒鳴っても、怒っても、注意しても・・・・同じ。

何年間にも及び、同じ話を繰り返し繰り返し説いてきた。
それでも結果はいつも同じ。

だけど彼、表面上はかなりの好青年と評判。
さわやかで礼儀正しいと思わせるいわゆる役者の特権的な武器も持ち合わせている。
しかし、所詮、張りぼては張りぼて、長く付き合ったり深く付き合うとすぐにはがれる表面上の虚像。

その日、私は数年間説き伏せてきた自分目線の話を封印して、和馬の目線を探した。
彼はとても勉強ができるタイプ。学校の成績も決して悪くない。だから私目線の話も物語として理解はできる、しかし私の言うところの理解しているのと聞いている差が明るみになるタイプでもある。
いわば昨今問題視される超現代人的な人種、新日本人である。

しんどいことをやっている風、苦労している風、がんばっている風に生きるタイプ。
自分の筒は大きいと見せ、筒の中身がからっぽであることは最後まで隠し通すタイプ。

そこまで彼を分析できているけれど、彼の問題行動を止めることができない自分を責め続けてきた。
私の無能さゆえ伝えることができないのだろう。言い方が悪いのだろう。彼の目線を探すこと。
そして、彼の言葉を引用して新たな道を開こうと切り出した。

彼はいう、
「これほどまでに周りに迷惑をかけてきたから、次からは絶対に迷惑をかけちゃいけないと思ってる。」
私は即座に
「そこがそもそもの勘違いですよ。私をはじめ、周りはすでにあなたが迷惑をかけないとは思っていない。むしろ迷惑をかけるだろうが、仲間だからフォローする体制を整えようとしている。」
でも彼はいう
「いや、次からは絶対・・・・」と。

向こう数年間彼はこの会話を繰り返した。
私はそれも踏まえてこう続けた。

「自分は迷惑をかけてしまう可能性がある人間です。それでもこの仕事をさせてもらってもいいか?」という考え方があなただけではなく、私も含めた人間に必要な謙虚さではないか?と・・・

そこまでいってもまだ彼は「いや、人として迷惑をかけること自体がだめなこと。だから自分はだめな人間。だから改善させるべきだと・・・・」

まだまだ言っていることが伝わらない・・・とあきらめかけたが・・・だめもとで続けた。

「和馬、よくわかるよ、あんたの言っていることは正論であり、教科書通りの答えでしょう。
だけどね、和馬、教科書とは、教えられるほど学びを得た人が次世代に伝えるために作ったものであって、いわば別の人間の生きたことの伝授書です。和馬はその教科書を作った人のようにまっとうに生きてきたのでしょうか?
あなたの教科書はあなたの歩いてきた過去、あなたの歩いてきた足跡以外にはないはずです。」

「振り返ってください、あなたは大学生のころ、教科書通り親に迷惑をかけずに卒業まで進みましたか?自分のわがままだけで親やふるさとを捨て俳優の道それも仕事ではない趣味程度の舞台活動をしてきたのでは?教科書通り就職して新人研修を経てつらい時も継続して同じ仕事を続けましたか?」


そこで彼は私に言い返してきた勢いをなくし、沈黙し・・・うつむいた。

教科書は別の人間の歩いた道のりです。他の人間のまねをして少しでも向上するための参考書類です。だからこそ教科書通りに生きているということは今現代の時代背景とはずれる点も多い。
学校教育もしかり。
何が大切で何が自分の教えになるかといえば、自分の歩いてきた今まででしかないはず。

足跡が自分の教科書になるということを知っていれば今の瞬間瞬間の足跡を大切にできるはず。
足跡が過去の記憶でしかないと安易にいきる現代人、もちろん私も含め気を付けたいもの。

自分の歩いた道はやがて気付かぬうちに誰かほかの若者への道しるべになる可能性も多い。
良い教科書になるか悪い教科書になるか、それは自分の気付かぬ場所気づかぬ時間に関係のない若者へ影響していると考えうほうがいい。

生きている以上無影響の人間なんて存在しないのだから・・・

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